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4月, 2020の投稿を表示しています

(ひと休み) スウェーデン人は働き者

ホテルの朝、街の賑やかな音で起こされる  1992年に初めてスウェーデンを訪れ、ストックホルムの小さなホテルに泊まっていた。  前日はスウェーデンに着いたばかり、そこから北方90kmほど離れた ウプサラへ行き、オルフェイ・ドレンガーの"Caprice Concert"を聴き、その後、 120 ㎞以上の距離をドライブしてストックホルムに来た。  翌朝、寝不足でぐっすり眠っていたら、外が余りにも賑やかなので目を覚ました。そこで、ホテルの外に出て見たら、まだ午前7時というのに、徒歩や自転車に乗った人で、道が溢れている。これは、通勤や通学の人らしい。 昼になったら  ホテルで朝食後、市内見物に出て見たら、街中はガラーンとして、人はほとんど歩いていない。郵便局に行っても、デパートの中を歩いても、目に付くのはお年寄りばかり。 それが夕方になったら  夕方5時ごろ、どこかレストランで夕食を、と思ってストックホルムの中心街に行ったら、街中は人で溢れていて、レストランの道路に出しているテーブルは若い人で一杯、つまみ無しのビールのジョッキ1個を置いて、遅くまでワイワイ話し合っている。また、試しに夕方にデパートに入って見たら、日中とは全く違って、フロアは大勢の客で一杯、特に食品売り場は私の割り込む隙間もないほどだった。 そう、国民全員が働いているのだ  スウェーデンの人口は1000万人強ですから、一国の経済を考えたら、国民全員が働かなければ成り立たない。だから、夫婦共稼ぎは当たり前で、"Caprice Concert"を知らせてくれた友人夫妻も共に、定年まで勤めていた。 彼らの生活は?  友人夫婦には子供がおらず、現役時代の住居はストックホルム市内のアパートで、贅沢な感じはしなかったが二人で住むには広すぎるくらいだった。われわれとの大きな違いは、現役時代に大きなヨットを買って、毎夏は北海の方まで航海していた。定年後は、海岸に近いところに引越し、相変わらずヨットで遊んでいる。日本人から見れば、年金だけで優雅な生活をしているように見える。 スウェーデンは天国か?  ご存知のように、消費税は25%と世界一高いが軽減税率があって、日常頻繁に利用する、食料品、日用品、レストラン、ホテルなどは12%、文化的に価値のある、本、

"Uploads from Orphei Drängar" に出て来るピアノ伴奏者 Folke Alin について

男声合唱愛好家の皆さん、  先日ご紹介したオルフェイ・ドレンガーOrphei Drängar (OD)の"Uploads from Orphei Drängar" はお楽しみいただいていますでしょうか? "Uploads from Orphei Drängar" "La vargine degli angell" https://www.youtube.com/playlist?list=UUQq4AKFnsNj6IeKDDmu6Sdw  ところで、1曲目の"La vargine degli angell"の最後のクレジットの中で、ピアノ伴奏がFolke Alinと出ていたことに気が付きましたか? Folke Alinは指揮者Cecilia Rydingar Alinの夫君です。  実は、Robert Sundが2005年の前後に辞意を表明するとODは、これまでODの指揮をしたことがある3人の指揮者に、 それぞれ1回づつ演奏会の指揮をしてもらい、OD団員の総意で指揮者を選ぶことにしました。その時の3人の指揮者候補の中の2人がAlinご夫妻だったのです。  Cecilia Rydingar Alinが指揮者に就任してからも、Folke AlinはODの専属ピアニストを務めており、2010年と2014年のOD来日時にも同行していました。 (2020.04.27.)

オルフェイ・ドレンガーをYouTubeでお楽しみください

男声合唱愛好家の皆さん、  合唱練習が出来なくなり、予定していた演奏会も中止、もしくは、延期になって、合唱関係の皆さまは悶々(もんもん)として毎日を送っておられるのではないでしょうか。そんな時に是非聴いて欲しいのは、海外の男声合唱団の演奏です。  スウェーデンのオルフェイ・ドレンガーOrphei Drängar (OD)から連絡があり、最近、"Uploads from Orphei Drängar" に29曲をまとめて、観て、聴くことが出来るようにしたというのです。COVID-19のパンデミックに関係しているのかもしれませんが、はっきりは分かりません。(中の曲で、最新の公開日は今月8日) "Uploads from Orphei Drängar" https://www.youtube.com/playlist?list=UUQq4AKFnsNj6IeKDDmu6Sdw  観ました、いやー、予想以上です。  画面下に一部、説明にありますが、2011年や2015年のCarprice Concert(お楽しみコンサート)での収録が多く、その後の演奏もあります。私は1992年にウプサラでCarprice Concertを聴いたことがあり、その時は、冒頭になんの説明も無く、ビートルズの「ミッシェル」を静かに歌い出したのを聴いて、「ゾクッ」としたことがありますが、今回の29曲の音楽の幅の広さには圧倒されます。他に教会やドイツ演奏旅行など、最新では昨年の演奏も含まれています。  ODは、ソリストや伴奏はプロを使って本格的に、ステージは照明や演出にこだわり、どんな曲でもそれなりに誰もが楽しめるように、演奏に手抜きがありません。これでウプサラ大学の学生、OBと職員とで構成されたアマチュアの男声合唱団というのです。はあー、もう言葉もありません。  それにしても、初めて聴く曲でも、歌詞など理解出来なくても、こんなに楽しめることに、驚くと共にうらやましく感じています。それでは、豪華で心豊かなひと時をお過ごしください。 (2020.04.20. 改04.25.)   まだまだLPレコードの勢いがあった時代に ODが用意していたLPを入れるビニール袋です。 LPをまとめて20数枚買った時に、この袋に

合唱活動がストップ、憎っくき新型コロナウイルスめ!

男声合唱愛好家の皆さん、  先日ご紹介したオルフェイ・ドレンガーOrphei Drängar (OD)の"Uploads from Orphei Drängar" はお楽しみいただいていますでしょうか? "Uploads from Orphei Drängar" "La vargine degli angell" https://www.youtube.com/playlist?list=UUQq4AKFnsNj6IeKDDmu6Sdw  ところで、1曲目の"La vargine degli angell"の最後のクレジットの中で、ピアノ伴奏がFolke Alinと出ていたことに気が付きましたか? Folke Alinは指揮者Cecilia Rydingar Alinの夫君です。  実は、Robert Sundが2005年の前後に辞意を表明するとODは、これまでODの指揮をしたことがある3人の指揮者に、 それぞれ1回づつ演奏会の指揮をしてもらい、OD団員の総意で指揮者を選ぶことにしました。その時の3人の指揮者候補の中の2人がAlinご夫妻だったのです。  Cecilia Rydingar Alinが指揮者に就任してからも、Folke AlinはODの専属ピアニストを務めており、2010年と2014年のOD来日時にも同行していました。 (2020.04.27.)